【蓄電関連】富士テクニカルコーポレーション：系統用蓄電池向け用地の販売を開始

富士テクニカルコーポレーションが、系統用蓄電池向け用地の販売を開始した。再生可能エネルギーの導入拡大で蓄電需要が急増するなか、電力系統の需給変動を均す大規模蓄電設備の整備が進まない状況への対応を狙う。今回提供される用地は自社で取得し、送電線接続に必要な手続きを事前に完了させた点が特徴とされ、比較的短期間での系統連系が可能な条件を備える。需給調整市場の高度化や電力価格変動への対策を背景に、蓄電設備への投資機運が高まる中、事業化までの時間を短縮する選択肢として注目されている。

用地の仕様は出力2MW・容量8MWhの系統用蓄電池を想定し、東京電力・中部電力・九州電力管内での展開を視野に入れる。面積700〜1200㎡、送電線アクセスの良さや搬入経路の確保など、事業化に必要な条件をあらかじめ整備した点が強みとなる。富士テクニカルコーポレーションは、太陽光発電所用地の開発から施工・販売・アフターメンテナンスまで一貫して手がける企業として、荒廃農地や放置山林など未活用地を中心に開発を進めてきた。地域への説明や法令順守に配慮しながら、持続可能な電源開発を進める姿勢を示しており、蓄電案件の早期開発支援を通じて脱炭素電源の拡充につなげる構えがうかがえる。

【出典】
▷系統用蓄電池向け用地の販売を開始
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。